取得データサンプル | 日本交通事故鑑識研究所

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取得データサンプル

Sample1:交差点ヒヤリ(焦りから生じた認識不足が危うく事故に!!)

ドライバーAさんの証言
  1. 旅行中、休憩にとコンビに寄り、飲み物・軽食を補充。出発進行ぉーっ!っと、国道に出ようとしたとろ。
  2. はじめ、右側から大型車が来ていたのでそれをやり過ごし、後続車が減速して道を譲ってくれるといわんばかり、急いで左折し、国道へ。
  3. 後続車に迷惑をかけないようにと、左折後そのまま加速。
  4. っと、左から軽トラックが直進してくる!!「ハッ」としつつも、右にハンドルを・・・幸い接触は避けたけど・・・。
  5. 通り過ぎて、はじめて交差点に進入していたのだと気付いた。ドライブレコーダーの映像を見て自分の運転の危うさにゾッとしました。(思いっきり信号無視だし・・・これ以後は、また違った意味で自分の運転に注意を心がけています。)


WITNESS取得データ

 
解析君のコメント
この事例は、表面的に見た場合には前方不注視の信号無視車が間一髪で交差車両との衝突を回避したケースですが、実は副因として路外出入り車の心理的要因が見られます。

路外出入り時、このドライバーのケースだと、進入しようとする道路の車の動向のみに注意を払っていました。そのために進行方向にある信号、更には交差点があるなどの確認が疎かになり今回のようなケースが生まれたのです。また、運転心理の中では、今回のケースのように不案内な土地で、左折進入という一つの仕事を終え、「さぁ~直進だぁ!」と思い込んでしまい、次にある交差点の存在を無視、感覚的な思い込みだけが先にいってしまう傾向が、そのまま事故の原因となるケースもあります。

例えば形態は違いますが、右折で路外の駐車場に入ろうとした時、対向車が止まってくれて道を譲ってくれるという状況は良く見かける光景です。この時、右折車両が安全確認不足で後続車両(四輪車、二輪車)と接触事故を起こすサンキュー事故という事例があります。これは道を譲ってもらったことに早く答えようと気が焦り、周囲の状況判断が不足して事故に到るケースです。

今回のように、幸い事故に遭わずに済みましたがこのようなことは非常に良くあります。この機会にもう一度ご自身の運転を冷静に見直して頂くきっかけになれば幸いです。

俯瞰

ドライバー目線

その他サンプル映像

週末安全ワンポイントアドバイス
2010年~2011年に連載したメールマガジンです。

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