工学鑑定 | 日本交通事故鑑識研究所

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工学鑑定とは?

自動車事故鑑定とは

交通事故の鑑定作業とは、例えるならば、絡まった糸を一本ずつ丁寧に解いていく作業のようなものです。糸を無理に引き離そうとすれば益々絡んでしまうように、事故の鑑定もひとつひとつの物証(証拠)を検証し積み重ねていくことにより事実を明らかにしてゆきます。

話を元に戻しますが、交通事故鑑定とは、交通裁判において嘱託される鑑定を指すものです。鑑定は、自動車事故鑑定、法医学鑑定、の他、物理・化学・工学など様々な分野の専門知識を必要とします。

刑事訴訟法代165条に「裁判所は、学識経験のある者に鑑定を命ずることができる」という趣旨の規定があります。更に同法223条に、「検察官、検察事務官又は司法警察職員は、犯罪捜査上必要があるときは、鑑定を嘱託することができる」、また同法321条4項において「鑑定人が作成した鑑定経過及び結果を記載した書面(鑑定書)は、証拠として、裁判所に提出することができる」と規定されています。

つまり、交通事故鑑定は、裁判官が事実認定の根拠を成す証拠の一部を担っている訳です。このような刑事裁判のほかに、民事事件(裁判)においても、交通事故鑑定は当事者の権利を主張する証拠提出のために行われています。